村上春樹は、今年ノーベル賞をとれるか?「メイド・イン・村上春樹」で見る村上春樹の海外進出(1)
小説デビューのわずか二か月後に翻訳デビュー
2019年のノーベル文学賞は、去年、選考委員会の事情で受賞者がでなかったため、2人が選ばれることになったようです。となると村上春樹さんが受賞する確率が高まると判断したいのですが・・・・。もちろん村上春樹さんは、ノーベル賞をめざして小説を書いているわけではないでしょうが、ファンとしては、受賞すればうれしいものです。村上さんは、米国、欧州、東アジアの50以上の言語に翻訳されているといわれています。
現在の日本人の作家としてはとびぬけています。
「メイド・イン・村上春樹」プロジェクトは、その村上さんが、なぜ、そこまで海外進出ができたかを解明した「メイド・イン・村上春樹」という本を出しました。現在下記のサイトで販売中です。
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村上さんは、米国、欧州、東アジアの50以上の言語に翻訳されているといわれています。
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もし村上春樹さんが「ノーベル賞」を受賞したら、その大きな要因のひとつに、米国、欧州を中心にした海外で翻訳出版されたことがあげられるでしょう。
「メイド・イン・村上春樹」の内容にそって、その進出ぶりを、見ていきましょう。
村上さんは、1979年に「風の歌を聴け」という小説で講談社の文芸誌「群像」新人賞に選ばれ、同誌の6月号に掲載されました。しかし、その後、驚くべき行動に出たのです。なんと2ヶ月後の「カイエ」という雑誌で「翻訳」デビューしたのです。米国作家の短編を翻訳し掲載しました。
そもそも「風の歌を聴け」は米国の小説の方法論を下敷きにして、村上さんのオリジナリティを付け加えたものと言えます。
しかし、受賞後のこの期間は、通常の作家なら第二作目の執筆に力をそそいでいるはずです。
この作家の翻訳された作品が日本で手に入りにくくなっっていたから紹介したかった・・というのが理由のようです。
いずれにしても日本語←→英語という言語の移し替えを、双方向で、することが好きなようで、この才能、資質が海外進出の原動力なのだと思われます。
さてここで「メイド・イン・村上春樹」検定問題です(笑)
小説デビュー後、わずか二カ月後に翻訳掲載した、米国作家は誰でしょう。
①レイモンド・チャンドラー
②スコット・フィッツジェラルド
③レイモンド・カーヴァー
回答は、下記の動画で↓